今回私は、福井県の【若狭鯖街道・熊川宿】に行って来ました。江戸時代から若狭の海産物を京都へと運ぶために通っていた道が鯖街道です。その鯖街道の宿場町として栄えたのが熊川宿です。昔ながらの宿場町の面影を残す建物や街並を巡りながら”名物の鯖寿司、くず餅” を紹介したいと思います。
若狭鯖街道・熊川宿の由来
18世紀後半ごろ若狭湾で多種類の海産物共に大量の鯖が水揚げされるようになり、若狭の海で大量に漁獲された鯖を京都の人々が大衆魚として広く庶民が賞味するようになりました。そのため若狭から京都まで鯖を頻繁に運ぶようになり、鯖の運ばれた道の総称が”鯖街道”と言われるようになったそうです。
また、”熊川宿”とは、近江(滋賀県)との国境に経由地として造られた宿場町です。もともと40戸ぐらしかなかった集落が大いに繁栄し、多い時は200戸を越える集落になりました。今は100戸ほど残っており、古い建物を再利用して資料館や喫茶店等として点在しています。
若狭鯖街道・熊川宿の町を歩いてみて
とてもゆったりした時間が流れているような街並みで、何とも言えない居心地の良い雰囲気です。昔の面影を残した古い建物が並び、透き通った綺麗な川が静かに流れています。
若狭町役場 若狭鯖街道熊川宿資料館
私が行ったときは残念ながら休館日でした。次回行った時に詳しく書こうと思います。
白石神社
熊川地区の氏神であり、若狭彦神(彦火々出見尊)、白髪明神、小浜藩主酒井忠勝公、山の神が合祀されています。毎年5月3日に行われる祭礼では京都祇園祭を模した豪華な見送幕(県指定文化財)が掛けられた山車が巡行し、京に通じる華やかな文化を感じさせます。
葛と鯖寿しの店 まる志ん
築約180年で現在も住まいとしての古民家を改装した店内は、昔ながらの懐かしい感じがする空間です。メニューも、うどん、そば、焼き鯖寿しなどいろいろありますが、私の一押しはできたてならではのくず本来の粘りと透明感がある、本くずを使った甘味があじわえる葛もちです。一度食べたらもう一度食べたくなる一品です。まる志んさんに行く事があったら、是非食べてみてください。
下の写真が葛もちです。温かくて粘りがある歯ごたえで、きな粉と黒蜜の程よい甘味がとても美味しかったです。
駐車場の近くのお土産屋さんでは、こんにゃく天ぷらのできたてが食べられます。外は天ぷらの衣でサクサクしていて中はこんにゃくの弾力ある歯ごたえでとても美味しかったです。
お店の人もとてもやさしく『写真撮ってもいいよ。』と言われたのでお言葉に甘えて写真を撮らせて頂きました。めちゃくちゃ油のジュー、パチパチととてもいい音を鳴らしながら、
食をそそる香ばしい匂いを漂わしていました。
香ばしいくとても美味しかったです。
駐車場について
駐車場もとても広くとめやすいです。日によっては満車の時があるので注意して下さい。
【住所】 〒919-1532 福井県三方上中郡若狭町熊川
【駐車場】 地図が見にくいですが右下の勘治土産物店の隣です。